Col de Turini

ルノーとモンキー50を中心に好きなモノ、コトについて書いています

カムカバーからのオイル滲み発生

クリオ3RS F1teamR27に搭載されるF4Rエンジンユニットはクリオウイリアムズに搭載された2リッターエンジンの名機F7Rの後継機として1998年頃登場。1999年に2代目クリオ(ルーテシア)R.S.に採用された時にはVVTを搭載。その後電子スロット、排気系など改良され、3代目クリオRSに引き継がれています。その限定モデル「F1teamR27」とはエンジンの違いは無いようです。

 

基本設計は1980年代で、排気量アップや、インジェクション化、排気や吸気の改良を重ねてきたエンジンです。現在の高精度に設計されたものとは異なり、細かい問題が出やすいのも事実です。納車時も「オイル滲みなどは避けては通れないよ」とも言われていました。販売店の言い訳にも聞こえましたが、早速その通りにオイルの滲みを発見してしました。

 

カムカバーのボルト脇の溝にオイルが溜まっていいました。滲みではなく漏れでした、、、。何度が拭き取って様子を見ましたが、すぐに溜まってしまいます。どうやらこのカムカバーを留めているボルトの隙間から漏れ出ているようです。

 

ボルトを抜いてみると、これは漏れるなといった感じです。ボルトで押さえ込んでも、カムカバーはアルミの砂型成形品で、この砂の細かい凸凹の隙間から漏れているようです。こう言うこともあり粒子の洗い部分合成油使用の勧めがあったのかもしれません。ただ他の場所は大丈夫なのでたまたまここの形状が合わなかったのかもしれません。

 

ということは、ワッシャーを噛ませれば大丈夫だと判断し、やわらかい銅ワッシャーを準備しました。締め付けが肝心なカムカバーですが、しっかり締め込んであげれば固定と漏れ止めが可能だと思います。サイズはM6の平型を選びました。

 

結果は少し見づらい写真で恐縮ですが、以下の通り。1ヶ月、数百キロ走行しても問題ありませんでした。カムカバーにワッシャーを噛ませることが正しいかわかりませんが、とりあえず目的は達成しています。本来なら締め付けトルクの管理が必要ですが、ボルトののネジ山の状態を感じながら慎重に締め付けました。本当はダメです(汗)