NIKON Dfのグリップ感は仕方無いのか
NIKON DFは昔のデザインを踏襲したオマージュモデルの為、ボディー一体型のグリップがありません。クラシカルなデザインで、それを好む者にとっては良いがですが、当然のことながらグリップ感はいまいちです。昔はこれが普通でした。
昔はモータドライブ一体のグリップが必須だった
F3以前のクラシックモデルはモードラ(フルム巻き上げの為のモータードライブ)が外付けでき、それ自体がグリップの役割をしていました。グリップ感が欲しければ必然的にモードラを購入すれば良かったのです。
今のデジタル一眼は巻き上げ不要でモードラは必要ありません。メーカーもそれを解っていたのか、純正のグリップが発売されていますが、なぜが小さすぎてあまり意味が無いものになってしまっていて、しかも高額です。
サードパーティー品を購入
しばらくそのままで使用していましたが耐えきれず色々探した結果、amazonでカメラ用品メーカーTARIONのDf用ハンドグリップという製品をみつけ、値段も安かったので、ダメ元で購入してみました。Df以外にもラインアップはあるようでした。これが想定外で値段の割に品質も良く、そこそこ満足して使っていました。しかしながら重いレンズをつけた時にはこれでも不満が出るようにり、昔使用してたD200はグリップ感が抜群で、本体とレンズが重くてもそれが気にならない事を思い出ました。
無ければ作ってみた
世の中に自分の好みのものが無いのであれば、自分で作ろうと、D200とTARIONのハンドグリップをとっかえひっかえ比べて好みのデザインを想定しました。TARIONのハンドグリップがダメというわけではなので、これをベースにして製作することにしました。このグリップはベースは金属削り出しで頑丈にできていますが、握る部分は木製で、それが取り外しできるようになっています。その握る部分にタミヤのエポキシパテを盛って、自分の好みの形にしていきました。盛り、乾燥、削り、確認を何度か繰り返し、形を整え、塗装して完成させました。ちなみに塗装はボディーと違和感が出ないように、シボ塗装風に工夫して塗っています。
自分専用は気持ち良い
グリップ感重視なので見た目はそこそこですが、全く別物で、D200までとは言えませんが、自分で作った割に完成度が高くて満足です。ストラップがなくても安心して持て、中指と手のひらだけで固定できるので、撮影するのが楽しくなります。しばらく使ってみて良ければ、ニコン伝統の赤ラインでも入れてデザイン的も完成させたいです。