Col de Turini

ルノーとモンキー50を中心に好きなモノ、コトについて書いています

Italjet Dragstar 2020

 

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https://www.italjet.com/


少し前から気になっていたモデルの走行シーンが見られるようにないった。Italjet Dragstar1年前のEICMA 2019 ミラノ国際モーターサイクルショーで、市販化の発表を行なっていた。それからしばらくは音沙汰なしだったが、正式に発売(量産化のアナウンス)と、Youtubeにも走行動画がアップされていた。また日本の輸入もほぼ決まっているよで、輸入代理店はMVアグスタジャパン、量産は今年の5月頃、価格は60万円くらいだそうです。ただしコロナウイルスの影響は必須だと思うので、その辺りは不確定と思っていた方が良い。

 

まずはそのデザインに引かれてしまう。初代のドラッグスターは、スクータの面影を残していたが(まあスクーターなのですが)新型はパイプフレームを見せるメカニカルで機能的デザインで、ぱっと見はドカティのようにも見えるし、文字通り完璧なまでのイタリアンデザイン。やはりイタリアは次元が違うのか、このスタイリングだけでも欲しくなります。部屋に飾るだけでも満足できます。

 

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画像:ウィキペディア

イタルジェット - Wikipedia

 

初代同様の片持ちのハブセンターステアリング、通称ハブステは、イタルジェットだけでなく、ずいぶん昔からある技術のようですが、私の記憶では80年代GPレースので世界でelfプロジェトで初めて知りました。その後市販車でも試験的?に導入されたりしていますが、一般的にならないのはなにか理由があるのでしょうか。以前CGTVで、bimota Tesi 1D の特集がありその時にさらっとハブステの特徴を知りました。理論的(走行時の動的挙動)にはメリットがあり、ブレーキング時のノーズダイブがないので、ブレーキングと旋回安定性が抜群に良いという話でした。Tesi 1D2D3Dくらいまでモデルが作られたようですが、今調べてみると同じEICMA 2019 bimota Tesi H2 が発表されていました、市販化はこれからのようですが、これはこれで楽しみです。(相当高価なバイクになると思います、汗)

 

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http://motomoto.hatenablog.com/entry/2015/10/27/092837

 

ちなみにelfプロジェクトは、ホンダのエンジンを使いフレームのみ独自開発してハブステの車両を挿入して実験的に開発していたのを思い出します。イギリス人のロン・ハスラムのライディングで、走っているのを当時雑誌なので見ていました。ちなみにバイク漫画、バリバリ伝説でも実名で登場して(プロジェクトが終了しマシンはNSR500に変更したころの想定)、ロケットロンの愛称で日本でも人気だったようです。彼はなぜかスタートトップを走るのだけど、すぐ中盤に埋もれてしまうキャラでした。(実際もそうでした)他にも「ふたり鷹」にはバイク自体が登場しているようですが読んでいなかったので詳しくは不明です

 

こういった技術(機構)が一般的にならないということは、メリットはあるけど、デメリットの方が大きいとうことなんでしょう。ロータリーエンジンと同じで、熟成させるのに時間とお金がかかる技術なのかもしれません。しかしそういうものが非常に魅力的に見えるのも事実で、オンリーワンの製品であれば、一部のコアなユーザーには受け入れられるのだと思います。

 

ハブステは当然乗ったこともなので、乗り味のことは何とも言えないのですが、とにかく今欲しくてたまりません。しかし購入する環境と資金が無いので写真と動画で欲求を満たしています。