Col de Turini

ルノーとモンキー50を中心に好きなモノ、コトについて書いています

代車のルノー メガーヌGT(1.2L)が気に入った

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カタログモデルではないようです

ルーテシア4RS トロフィーを初めての車検に出しました。車検の作業に1週間ほどかかるというので、代車を用意してもらうことにしました。こういう時は大抵ボロボロで、車検がちょっと残った下取り車であることが多いのですが(私の経験上)、それでもルノー売店の代車が何になるか少し楽しみにしていました。

 

当日車検説明を受けている時に渡された鍵には、「メーガーヌ、型式R1、ナンバー」の記載があり、おーっもしかしてRSか、と思ったのですが、用意されたのはメガーヌGTでした。それでも最新型の試乗車でそれを楽しませていただこうと思い、販売店を後にしました。

 

車の印象は第一印象で決まるとよく言いますが。まさに乗ってハンドルを切った瞬間、「これいいじゃん」って感じました。販売店の方に、「RSモデルとは違って、昔ながらのルノー車の乗り味を堪能してください」と言われたのですが、まさにその通りで、現代のフランス車はこんな感じだなと思わせられるような上品な乗り心地でした。

 

最新型のメガーヌはリアの操舵システムが搭載され、速度に応じてタイヤの曲がる方向を切り替えるもので、低速域は前後逆、高速時は同じ方向に舵が切られます。その恩恵もあって、車格のわりにキビキビ走る感じがしました。欧州車によくある、キビキビ走ってクルクル向きが変わる元気なハッチバックが好きな方であれば街中でも楽し運転できます。その反面リアシートに座っている人には落ち着きがないと感じる場面もあるかもしれません。しかしスピードを上げていくとそれとは逆に、ビシッと安定感が増し、今回は高速を走ってはいないのですが、その速度域では安定感が増して長距離は疲れない走りができそうな感じがしました。

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プレミアムコンフォートタイヤ、ミシュラン プライマシー3を標準で装着

エンジンは1.2Lのターボ付(132ps/5500rpm、最大トルク205Nm/2000rpm)で、低回転からトルクがしっかり出ていて、車両重量1.5トン弱ボディーをグイグイ引っ張ってくれます。1.2Lでも街中の走行では全く不満ありませんでした。一応ECOモードもあって、8割くらいそのモードで走っていたのですがゆっくり走る分には全く物足りなさもありません。ECOモードを外せば、2割り増しくらいパワーアップ感があるので、高速やワインディングであればこっちの方が良いかもしれません。ちなみにこのようなモード設定で、市街地の通勤で燃費は燃費系計算で約10.7km/Lでした。まあこんなもんでしょう(汗)、ちなみにハイオクです。

 

ルーテシアと違いCセグメントの車であることから、VW Golfや、マツダ3といったところが競合車になるので車内の質感は良かったのですが、そこはフランス車で、昔からそれらに比べるとちょっと劣る感じは変わっていない感じもしました。しかしそれがフランス車らしく、それでも質感は高く現代性能を持っているので、普通の車には乗りたくないが、トンガリすぎても困るという方や、生粋のフランス車好き、ルノー好きの方には買って損はないくらいの仕上がりだと感じました。

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リアのテールランプが綺麗でした

自分は車格がBセグメントくらいが限度で、スポーツモデル好きなのですが、もし次のルーテシア5のベーシックグレード(1Lくらいのエンジン)でこの乗り味が再現できていれば、こういう落ち着いた車もいいのかと思った次第です。車検取ったばかりなのに、早く新しいルーテシア5を試乗したいと思っています。