ホイールから外したハブの状態は悪くはありませんが、綺麗な状態とは言えません。外観は小傷が目立ち、内側は錆びて、ブレーキカスが溜まっていました(当然ですが)。またベアリングはフロントは問題なかったのですが、リアはブレーキシュー側の一個の回転が鈍かったのでこれは新品に交換することにしました。
外観は再塗装することにしたので、まずは塗装面を綺麗に削って小傷を落として、シリコンオフ→プラサフ2回→塗装2回の工→クリアの工程でおこないました。仕上げのクリアはホルツの光沢にしたのですが、パーツクリナーを垂らしたら塗装面が剥がれてしまったので、同じ工程をもう一度行っています。またシリコンオフをしっかり行わないとブレーキついていたシリコングリスの影響か塗装を弾いてしますので注意です。完成まで何度かやり直したので結構大変でした。(汗)
交換するベアリング交換キットとグリスを購入しました。塗装後にベアリングの交換作業をおこなったのですが、ベアリング抜きが思ったより大変で、塗装とベアリング交換の順番を間違えたと後で後悔しました(汗)
ベアリング交換作業はまず、ベアリングシールを外すところから手こずりました。マイナスドライバーでこじって抜きましたが、安いドライバーだと軸が曲がってしまうぐらい固かったです。まベアリングを外す作業はコンクリートアンカーを使って安上がりで抜こうとしたのですがまったく歯が立たず、結局専用工具のベアリングプーラーを購入する羽目になりました。
購入したベアリングプーラーは中華製の安物でしたが、問題なく目的は達成することができました。ただ製品の品質がTHE中国製という感じで、製造時のバリはそのまま、ネジ切りの削りカスも一緒に同梱されていたのはご愛嬌でしょうか?(汗)
こんな削りかすが中から出てきました。日本製ならあり得ないです(苦笑)、まあ中国製でもあり得ないですが、、、、、
こんなあり得ないベアリングプーラーでも無事にベアリング一式を抜き取ることができました。抜く瞬間「バキっ」と音がするのでかなりの力で収まっていたんだと思います。コンクリートアンカー打ち抜きでは抜けないわけです。
ブレーキシューはまだまだ残っていたので、元々付いていたものを清掃して戻しています。ブレーキドラム部はサンドペーパーで磨いておきました。
部品一式を取り付けてオーバーホール完了です。
今回の作業で色々購入したので一式以下参考に。
中華製ですが目的は達成するのでコスパの良い製品とも言えます。
結局無駄になってしまったコンクリートアンカー。でも本来の使用方法は違います。
これ以外でもPOSH製の交換部品にお世話になっています。コスパ重視です。
とりあえずこれ買っておけばいいかなというグリス。そんなに使わないので80gで十分です。
塗装前に必須のシリコンオフ。
綺麗に仕上げるなら、下地造るのに必須です。
クリアは2液製のアクリル系の方が良いです。手軽であればこれでもOKですが。