Col de Turini

ルノーとモンキー50を中心に好きなモノ、コトについて書いています

かるくレストア方針の確認 HONDAモンキースペンサーレストア0

この車両の素性が把握でき、一応走行もできるので、この状態でもいいのですが、やはり綺麗にしたいので、プチレストアとして作業を進めることにしました。

 

車両の状態から察すると、一時的に屋外保管されていた事が錆の状態から把握できます。20年前弱の車両としては決して悪い状態ではありませんが確実に経年劣化しています。タンクとシートは見た目綺麗だったのでが、よく見ると裏側のさびが進行していました。ホイールなども所々錆びています。エンジンは先日報告した通り、車両よりさらに古い物だったのでここも手を入れるかボアアップするかして、いずれにしても綺麗にしていきたです。またフレームや、アーム類、ステップ、は決して悪い状態では無いですが、ここもどの程度手を入れるか考えながら進めていきたいと思います。少しずつバラして確認しながら進めていきます。

 

以下は作業する前に状態チェックした内容です。

 

ぱっと見タンクは綺麗です。純正品である照明の一つ、注意ステッカーもいい感じにやれています。

 

しかしタンク裏側は見事に錆びています。形状的に湿気が篭りやすく、表面に比べて塗装の膜圧も薄く、クリアも吹かれていないためだと思います。

 

塗装膜の下まできている傷は放っておくと確実に錆びます。数箇所発見してこれが一番大きいです。

 

タンク内は綺麗で、錆ひとつありません。これは非常に助かります。あとで燃料コックにつているフィルターも掃除しましたが、とても綺麗な状態でした。

フレームはタンク下(キャブの上側)にそこそこ立派な錆が発生しています。この個体で一番重症と思われる箇所です。ただ強度には問題なく、よく見れば目立つ程度なので応急処置として軽くサビをとって、黒サビ錆転換剤とサビ用の黒塗装をしておきました。

 

キャブレターは特に問題なさそうでしたが、エアクリーナーのスポンジが死んでいました。スポンジは新品を購入しておきました。

 

エンジン表面、特に下側はアルミ腐食錆が出ています。ここはエンジンを下ろしたときに綺麗にしていきたいと思います。

 

ブレーキペダルの錆。これくらいは許容範囲でしょうか。カナブラシで擦れば綺麗になるレベルだと思います。

 

チェーン、スプロケも走行2700キロ、20年経過相応の状態です。

 

タイヤはフロント、リア共に割れが発生。交換が必要レベルです。ダストシールも割れているのでこれも要交換

 

シートはリベットと裏面に錆が浮いていますが、これも軽く錆び取りで大丈夫な状態です。HONDAの印刷がうすれていますが、シート表皮自体は綺麗な状態です。隙間に汚れが溜まっているのでそれは綺麗に取り除きます。

 

フロントもそすですが、灯火類は細かい傷はあるものの、コンパウンドなどで磨けば綺麗になり、それ以上手を入れる必要はなさそうです。

 

その他フレームなどの細かい錆や汚れはこんな感じです。確かに錆びていますが、綺麗な方と思います。ですか少し手を入れて綺麗にしていきたいと思います。